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批評の裾野をどこまでも広げていくことを目的とした、新時代の批評/文芸同人誌。 ここに眠る新しい可能性を、いまだ未踏の「領域」へと分け入る楽しさを、体感していただければ幸いです。 ・総寄稿者数35名 ・総ページ数(A5紙換算)364ページ ・トータル文字数、約30万字 の大ボリュームでお届けいたします。 掲載作品一覧 【完了域・特集:ホラーのある生活】 ・ハレ(非日常)の恐怖から、ケ(日常)の恐怖へ――『貞子DX』と『ボーはおそれている』で描かれるもの、あるいは巻頭言に代えて すぱんくtheはにー ・小学校国語科における『ホラー教材』の意義――安房直子、宮沢賢治、あまんきみこと空色のタクシー マエダ ・内田善美のゴシックホラー漫画『黒の風景』 逆盥水尾 ・『真景累ヶ淵』『牡丹灯籠』で触れる「怪談噺」の世界 唯藤くるみ ・怖いの苦手だから観ない人によるリスペクトなきホラー映画考 座椀膳 ・怖くて怖くないホラーの話 真塚なつき ・”エンタメ”としてのホラー なーる ・せっかく初めて評論なるものを書くのだから黒沢清監督の存在してない映画について語らない しゃなりしゃなり ・黒沢清の映画を見る者に対して発行された警告文 noirse ・『節分お化け』(60分ドラマシナリオ/脚本) 節分お化け ・西園カハルの冒険/synthesis:shoegazing(『感傷的なシンセシス』『エヴリアリの群青』外伝) 第0話「アケンバラ」 籠原スナヲ ・ドキュメンタリーにフェイクという呪詛がついて回る時――フェイクドキュメンタリーとホラーは実は相性が悪いのではないか――という考察 ニッソちゃん ・『この会話もフィクションです。』 結城戸悠(YUKI) ・お化け屋敷というホラーの様式について さいむ ・本邦初のブードゥー精霊像「ビザンゴ」展が開催 野沢 文哉 ・【未完の傑作集】幻のホラー映画監督、墨路アラン作品一週間上映会【垢BAN覚悟】 木古おうみ ・願いと記憶、あるいは記録が持つ希望について――『領怪神犯』という名のファンタージェン すぱんくtheはにー ・『虚構推理 鋼人七瀬』、『怪異と乙女と神隠し』から考えるホラーの伝播 あんすこむたん ・怪異としての記憶-ネット怪談『巨頭オ』について- かつて敗れていったツンデレ系サブヒロイン ・呪詛・破滅・外骨格──『仮面ライダーTHE NEXT』とまなざしをめぐって 城輪アズサ ・理想の自分として生き続けるための自殺は成立するか -田辺元の「懺悔道の哲学」が見せてしまったもの- 高崎 和樹 ・ホラー、ニヒリズム、共同体――『ひぐらしのなく頃に』をめぐって 志津史比古 【完了域・特集外作品】 ・トンツカタン・お抹茶の白昼夢的世界 お抹茶にハマっちゃえ~! 住吉優哉 ・アニメと苦と呼吸 おはぎ ・生まれてしまった自我 ―崎山蒼志「ソフト」について― 宮澤なずな ・ごみ山のゴースト ーニコニコ動画映像試論ー 舞風つむじ 【未完了域:未完成原稿集】 ・初心者のホラーに関する興味 karimikarimi/046 ・詩の断片 宮澤なずな ・日米同盟、不可能なもの、恐怖/horror――鈴木光司『リング』シリーズを読む 壱村健太 ・タイトル未定 酢水 ・旦那がメンサの会員証を貰ってきた話/昔話 ぎみ ・フリーホラーゲームの制度を解明する:方法の手立てを模索する段階から 東京 ・モキュメンタリーなんて、もう終わりだよ。終わり。 スパニッシュオゲレツ ・純粋論理のめまい―小林泰三から読む『ドラえもん』のホラー 橙木ライト ・近代日本語歌詞のエクリチュール 島袋八起 ・タイトル未定 橡の花 ・表紙/次回予告イラスト 磯貝祐司